教師の在り方にかかわり「今後の改革の方向性」が中教審から示されています。

 2021年(令和3年)に中教審が「すべての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学び」が「令和の日本型学校教育」であるとの答申を公表しましたが、その中でこれを実現するために教師の養成・採用・研修等の在り方が今後さらに検討を要する事項として挙げられ、同年3月に諮問されました。

 そして、202212月、中教審は

『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について~「新たな教師の学びの姿」の実現と、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成~(答申)を公表しました。

 この中では、教師に資質・能力の向上を求めるだけでなく、教師を取り巻く環境が変わる必要についても取り上げられ、答申の「はじめに」の末尾には次のように示されています。

 学校教育の成否は、教師の力に大きく依存していることは言うまでもない。今後、「令和の日本型学校教育」を実現できるかどうかも、時代の変化に応じた高い資質能力を身に付けた教師の安定的な確保と、教師のライフサイクルの変化も踏まえ一人一人が生き生きと活躍できる環境の整備にかかっている。

 同時に、一人一人の教師の力だけで学校現場が抱える多くの課題を解決することは困難である。校長をはじめとする学校管理職のリーダーシップの下で、多様な専門性を有する質の高い教職員集団を形成し、組織の力で一人一人の児童生徒等に向き合っていく、そして国及び地方自治体が支える、という姿の実現を期待するものである。

 そして、中教審は、「今後の改革の方向性」を3点にまとめています。

概要版と本文について、文科省のページをリンクしましたので、ご覧ください。

 

·       「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について(答申)【本文】(PDF:1,163KB) 

·       「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について(答)【概要】(PDF:617KB)